今年8月横浜市長選挙が行われます。横浜市民にとっては、「カジノ事業導入の是非」と同時に「コロナ後を見据えた横浜市政のあり方」が問われる重要な選挙です。
 一昨年夏、林市長は突然「山下ふ頭の再開発にてカジノ付きIR事業導入」の発表を行いました。以降、多くの市民から反対の声が市・議会に寄せられました。加えて、カジノについて住民投票条例を制定し、その上で賛否を問うべきという趣旨の署名は<193,193筆>集約・提出されましたが、市長と市議会多数派議員により葬り去られたのです。横浜市政の歴史的汚点です。今夏の市長選挙は、「カジノ導入をストップ」させ、市民不在の行政に終止符を打つことです。
 現在、歴史的大転換といわれるコロナ禍で、我が国の社会・政治・経済の課題が炙り出されています。深刻な社会・経済活動・日々の厳しい暮らしに直面している市民、その困難な状況を打開するために多くの英知を傾け乗り越えなければならない時です。視点を変えれば、横浜の未来創りを市民と議論し確立を図る絶好のチャンスです。
 横浜は開港と共に歩んできた街です。日本近代の幕開けから、その歩みは幾多の困難を乗り越え、今日の横浜を築いて来られた先人たちの努力の賜物です。今を生きる私たちは、その先人たちに敬意を払い、次世代に責任を持ちしっかりバトンタッチしなければなりません。
 未来に向け大きな構想力で横浜を描きましょう。横浜を県、首都圏、全国、世界と視野を拡げ位置づけ、日本のリーダーとしての役割を果たしていくためにも、民主主義が根づく街・横浜創りをしようではありませんか。
 そのために私たちは、横浜未来構想会議を設立し、「カジノに頼らない横浜」「コロナ後を見据えた横浜」の未来について提案をすることとしました。そして、その「案」が広く市民の中で議論され。さらに補強されながら市の施策に息づく事を求めていきたいと考えます。
 この提案に多くの市民のご賛同をいただく事を願うものです。

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2021年5月22日